「はじめての人のための3000円投資生活」とは?
30万部を突破して今も人気の書籍「はじめての人のための 3000円投資生活」。
投資とは全く無縁と考えていた私ですが、「3000円・・・?」というキャッチフレーズと、近所の図書館で予約100件以上と大人気だったため早速購入して読んで見ました。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 株・資金運用
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,188円
まず感じたのはとても読みやすくさらさらと読めます。大きさも文庫本の一回り大きな外観で手に馴染みやすかったです。
専門的でなく株のことが全くわからない私も通勤電車の行き帰りで読んでしまいました。
「3000円投資生活」には何が書かれている?
結論から言いますと・・・。
毎月3000円を「バランス型投資信託」に積立すれば金利は安いが安全に長年運用らしいものはせずにほったらかしておける・・・。
株に興味がない人も「運用している感覚」に自覚が芽生えて、金銭感覚が養われ余ったお金に余裕が出る・・・。
余裕のあるお金を、安全な「インデックス・ファンド」に投資したり、金額を増やして「投資信託」で運用すれば不思議といつの間にかかなりの資産になっているよ・・・。
「3000円を毎月コツコツと積み立てる・・・」というもっともハードルが低い行動をきっかけとして貯金習慣をつける。という本になっています。
ですので、もちろん「毎月3000円だけで凄い資産を作れる」というようなギャンブラーな本ではありません。
やる気がなかったけれど、「毎月3,000円なら・・・」と思って投資を初めてみたらいつの間にか本格的に株の勉強を始めてた・・・というような本です。
積立て型の株式ってどうやって買えばいいの?
本書では、以下のネット証券会社をおすすめしていました。
いずれも自宅のパソコンで申し込みを完了することが出来、月々500円から3000円の積立型の商品が豊富とのことです。
- 楽天証券 ・・・ 楽天銀行口座との連携でメリットあり。楽天ポイントがつくので普段楽天で買物をする人に便利
- SBI証券 ・・・ 商品が最も豊富。手数料が安い。夜間取引可能
- マネックス証券 ・・・ 30万円以下の取引なら、楽天やSBIよりも手数料が安い
- カブドットコム証券 ・・・ 一般の口座で即日口座が開設可能。母体がUFJなので安心感がある
また証券会社の選び方は本書でお勧めする株の商品を取り扱っている「楽天」「SBI」「マネックス」が特にオススメとのこと。
この3つならどれでもOKということなので楽天銀行を持っている私は「楽天証券」に決めました。
楽天証券で3000円投資生活スタート!
まず、楽天証券の口座を開く必要がありました。
すでに楽天銀行の口座は持っているのですが、銀行口座とは別に楽天証券の口座を開く手続きが必要になるようです。
- 楽天証券のサイトで必要事項を書いて申し込み
- 申し込みの最後の方で運転免許証(国民健康保険証などの本人確認書類)の画像を送信(アップロード)・・・私の場合はスマホで免許証を撮影し、画像をPCにコピー、その画像を楽天証券サイトより(PCで)アップロードしました
- 翌日(平日のみ)楽天証券側で本人確認書類の確認
- 本人確認書類がOKになれば、郵送でパスワードが書かれた用紙を送ってくれる
- (郵送なので数日かかります)
- パスワード到着
- そのパスワードを使って楽天証券スタート
- 楽天証券ログイン後任意のタイミングで「マイナンバーカード」を撮影してアプリでアップロードする
という感じです。
私はすべてサイト上で即口座が作れるものと思っていましたが、途中で本人確認書類のアップロードがあったり、さらにパスワードは郵送で送られてくるというので、数日かかったのは意外でした。(私の場合は、翌日に楽天証券から本人確認OKのメールが到着。その後3日くらいして宅急便で書類を受け取りました。)
その後、楽天証券ではスマホアプリで「マイナンバー(マイナンバーカードに書いてある番号)」を撮影してアップロードすることになっているみたいです。
申込時のポイント「特定口座」って??
楽天証券で申し込みの最中、耳慣れない言葉が出てきます。
申込みで迷うのは多分ここと次の「源泉徴収あり・なし」だけだと思います。
まずは「特定口座」と「一般口座」。
初心者の私には全くわからないので、これも本書「3000円投資生活」を頼りにします。その違いは・・・
- 特定口座 ・・・ 年間20万円以上の投資利益が出ると確定申告が必要となる。その時年間の利益・損益をまとめた「年間取引報告書」を作成してくれる口座
- 一般口座 ・・・ 難しい利益・損益をまとめた「年間取引報告書」を自分で作成する口座
とのこと。
本書では報告書を作ってもらえる「特定口座」を薦めています。
「たぶん最初は利益は微々たるもので20万円も出ない」けれども、もしも20万円を超えた時は難しい書類を作ってくれる「特定口座」をオススメしているみたいです。
申込時のポイント「源泉徴収あり or なし」どうする??
そして申込時の難関もう一つのポイントは「源泉徴収」ありか?なしか?です。
これも本書では・・・
- 源泉徴収あり ・・・ (利益が年間20万円を超えなくても)全利益の約20%を自動徴収される。確定申告を代行し、自分で確定申告する必要なし
- 源泉徴収なし ・・・ 自動徴収なし。(利益が20万円を超えた時は)自分で確定申告する必要がある
の違いがあるとのことです。
ここは「源泉徴収なし」がおすすめされています。
その理由は、「3000円投資生活では、年間20万円の利益はまず出ない」から。
「源泉徴収あり」で申込んだ場合は年間20万円以上などは関係なくとにかく利益が出た瞬間に、20%徴収されてしまうからだそうです。
したがって・・・
「特定口座」+「源泉徴収なし」
が良いようです。
この選択肢は、楽天証券の口座を申し込む段階で実際に登場しました。
私ももちろん「特定口座+源泉徴収なし」を選びました。
バランス型の投資信託とは?
3000円投資生活の場合は・・・
- バランス型の投資信託
一択だそうです。聞きなれない言葉「投資信託」とは、ファンドマネージャーという投資のプロが運用して儲けた利益を投資した人々(=私たち)に分配することをいうとのこと。
そして、投資信託には「バランス型」という種類があって、それは・・・
- バランス型 ・・・ 日本の株式や債券、外国の株式や債券がバランス良く配分された商品
本書ではその商品がずばり書かれていますが、そこまで紹介するのは差し控えたいと思います。
3000円投資生活はここまで??
書籍の「3000円投資生活」の主な内容は実はここまででした。あとは、ほったらかして毎月コツコツと3000円積み立てるだけです。
しかしそれだと本がたった64ページで終わっていまいます。
そこで、それ以降は、
- 3000円投資生活をきっかけにして資金に余裕が出来た人の一歩踏み込んだ安全な投資をするにはどうするか?
に力が注がれていて、ここが本書の本編だと言っても良いような内容です。具体的に例を挙げると・・・
- 安全な投資「インデックス・ファンド」とは?
- NISAを無理に使う必要がない理由(デメリット)とメリット
- 無駄な支出を抑える「強い家計」の作り方
- 金融機関のおすすめ商品は絶対買ってはいけない??その理由
- 個別株やFXで儲かる確率は非常に少ない??
などなど。まだ一通り読んだだけで自分自身も「楽天証券の申込みをした」ばかりという段階ですので、まずは「バランス型の投資信託」をやってみてさらに進展して実際に体験したいと思っています。
こうして個人的には自分には縁がないと思っていた「株式の世界」に興味が持てて、家計をコントロールし、銀行口座に眠っただけのお金を運用しようという気持ちも湧きました。
株の基本なども、別の本でさらに勉強したいと思います。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 株・資金運用
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,188円
はじめての人のための3000円投資生活【電子書籍】[ 横山光昭 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > マネープラン > 節約
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 1,188円
当ブログの関連記事